http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001

   新潟動物ネットワーク  No.25

「動物たちへ少しのお手伝い」


 私がNDNの会員になりお手伝いをするようになったのは、平成14年6月に1頭のハスキー犬を引き取ったことからです。犬を飼ってみたいと考えていたとき、NDNの会員さんから「県央に茶色のハスキーがいますよ」と紹介されました。それまでハスキーにはたいした興味もなかったのですが、犬を飼いたいという気持ちが先走り、息子の賛同も得て(主人には柴犬を見てくると嘘を言い・・・)すぐに県央の保護センターに向かいました。

どんな子なのか一度見てみたいという気持ちでしたが、途中で帰りは一緒に帰ろうという気持ちに変わっていました。センターの駐車場で日向ぼっこをしていた彼女は、近づいた私にかなりの勢いで吠えました。大丈夫かなと、心配になったくらいです。でも、帰りの車の中では一度も吠えることはありませんでした。きっとセンターが嫌で早く離れたかったのでしょうね。

捨てられた子にしてはとても性格の良い子で、後にもう1匹のワンちゃんをわが家に迎えたときもまるでお母さんのようでした。こうして彼女はわが家の一員になり、主人と朝1時間、夕方1時間の散歩を楽しみ、昼は部屋の中でのんびりと昼寝三昧の生活をすることになったのです。

それから1年後、私は子犬7匹の一時保護を引き受けました。これは私一人の力だけではなく、家族の協力があってできたことでした。

わが家で始まった子犬一時保護生活。

まずは7匹のシャンプーから始まりました。元気で可愛くなって、やさしい里親さんの元へいけるように一生懸命に世話をしました。大変でしたが、楽しくもあり、笑えるようなこともありで、一日一日があっという間に過ぎていきました。その甲斐あって、7匹はみんな新しい飼い主さんの元へいくことができました。もちろん犬班の方たちが里親さんを探してくださったからですが、私も子犬たちが幸せになれるようにほんの少しのお手伝いができたことを嬉しく思います。

今年1月26日、下越の保護センターから1匹の子犬がわが家にやってきました。一時保護の子です。この子も新しい家族の元で幸せになれるように、それまでお世話していこうと思います。


新潟動物ネットワーク
川上美代
平成18年2月1日掲載


バックナンバー
1 里親探しています。 2 なぜ、のら猫になるの?(その1)
3 なぜ、のら猫になるの?(その2) 4 なぜ、のら猫になるの?(最終回)
5 「馬」のこと 6 犬班の譲渡活動について
7 学校啓発班の活動 8 多頭飼育班の活動について
9 フリマの活動について 10 動物虐待を考える
11 レクレーション活動について 12 中越地震における新潟動物ネットワークの対応
13 「お礼状発送係り」を担当して 14 2004年度会報作成を担当して
15 携帯当番を担当して 16 ボランティア活動とお金
17 “動物好き”に翻弄される動物たち 18 「生きる使命を与えられた動物たち」
    〜猫の一時保護を通して〜
19 パネル展と講演会のお知らせ 20 一時保護で変わる犬の運命
21 動物たちを考えるパネル展 22 外国人の目から見た日本の動物たち
23 猫の飼主探しから、素敵な出合い 24 村上東中学校で「命の大切さについて」
25 「動物たちへ少しのお手伝い」


新潟動物ネットワーク 090-2844-4881  メールndn-land2@picot.ne.jp
http://ndn-land2.picot.ne.jp/NDN_HP.html

新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
もう一度ペットとはを考えてみませんか・・・・

※里親になってくださる方はこちらから※
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