http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001

   新潟動物ネットワーク  No.7

学校啓発班の活動

新潟動物ネットワーク(NDN)では、前回紹介した犬班や猫班の協力を得て、学校啓発班が、学校で講演活動を行っています。

子どもたちやペットを飼ったことのない人たちは、保健所や動物保護管理センターでどのようなことが現実に起こっているかを知らないと思います。例えペットを飼っていても、保健所や動物保護管理センターを「不要ペットの無料引き取り所」や「ペットの斡旋所」くらいにしか考えていない人もいます。だからいつまでもこの「ペットを殺すシステム」は無くならないのです。

学校啓発班では、NDNの活動を紹介し、人間の身勝手でこの世に生を受け、そしてまた、人間の身勝手で殺される動物たちがいる現実を伝えています。何匹もの犬や猫がステンレスの容器に詰められ、炭酸ガスを注入されてもがき苦しみます。やがてその声が止んで引き出された時には縫いぐるみでも置いてあるかのようなシーンが展開されても、子どもたちは目を背けず見つめています。その表情を見るかぎり、何かを感じ取ってくれているようです。ビデオの後で、実際に目の前にかわいい犬たちが現れると、子どもたちの表情は輝きます。その犬たちには、人間に裏切られた辛い過去があり、運良く「死」を免れ、新しい家族に迎えられ愛情をたっぷり受けて信頼を回復した今があることを知ります。その後、子どもたちは犬とふれあいを楽しみます。学校啓発班では、学校にお願いしてこのような活動を行っています。

私たちは、「命の大切さ」を感じてもらい、少しでも意識を変えてもらいたいと願っています。ペットとの出会いはペットショップだけではないこと(里親として出会うこと)、まやかしの血統書におどらされないこと(雑種だって命です)、ペットを飼ったら終生責任と愛情を持って飼うこと、今生きている命を守ること。新しく産ませ、殺すことはないんです。一人でも多くの子どもや親の意識が変わり、それがやがて大きな力となって行政を動かし、保健所や動物保護管理センターが、本当に保護管理を目的とした施設となり、ペットショップではなく、ここが人と動物と出会いの場となることを信じて、この活動に取組んでいます。

「ペットを殺すシステム」をなくすために、どうか学校啓発班の活動の場を紹介してください。学級・学年単位の授業・行事から、学校・PTA主催の講演会など、どのような形でも構いません。犬班や猫班が、毎日、命を助けるためにしている活動を子どもたちにも知ってもらいたいと思います。現実を知って育つのと知らないのとでは、想像する力が違ってきます。ぜひ、ご連絡をお待ちしています。

新潟動物ネットワーク 学校啓発班
門倉英次
平成16年7月1日掲載


バックナンバー 里親探しています。
なぜ、のら猫になるの?(その1)
なぜ、のら猫になるの?(その2)
なぜ、のら猫になるの?(最終回)
「馬」のこと
犬班の譲渡活動について

新潟動物ネットワーク 090-2844-4881  メールndn-land2@picot.ne.jp
http://ndn-land2.picot.ne.jp/NDN_HP.html

新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
もう一度ペットとはを考えてみませんか・・・・

※里親になってくださる方はこちらから※
http://www.ific.ne.jp/ndn.land/floor/rule.html


表 紙 | WEB情報 | サイトマップ | バックナンバー | 検索・リンク 
発行:デジタルショップ村上
新潟県村上市・岩船郡7市町村 月刊デジタル情報誌 2001年1月1日創刊 ムラカミ21ドットコム
(c)2001-2004murakami21.com All rights reserved
Produce by Takao Yasuzawa