新潟動物ネットワ−ク（ＮＤＮ）はこれまでいろいろと紹介してきましたように、苦しんだり傷ついたりする動物たちが一匹でも少なくなるようにと、いくつかの課題に取り組んできました。
最初は保健所への毛布の持ち込みでした。真冬の凍り付くような寒い日、氷のようなコンクリ−トの上で死を待つ犬や猫たちに何をしてあげられるだろうか。せめて処分されるまでの何日かでも、寒く辛い思いをさせたくない。そこで古毛布の寄付の呼びかけとホットカ−ペットを購入するための寄付金集めが始まりました。
そして、寄せられた多くの毛布に、人々の動物に対する思いを感じました。それ以降、犬や猫の新しい飼い主さん探し、野良猫の捕獲、保護、不妊手術、治療、多頭飼育の対策、そして、動物愛護の啓発など、たくさんの会員がいろいろな場で活動を続けています。
これらの活動が続けてこられたのは多くの方々の善意に他なりません。私はお礼状を書く時一人一人に心から感謝しています。何より、動物を愛し、彼らを救いたい、幸せになって欲しいと願う気持ちが痛いくらい伝わってくるからです。
本当に有り難いのです。
今年、新潟は水害、地震と人間にも動物にも甚大な被害がありました。前回、No.１２でご報告しましたようにＮＤＮも出来る限りの対策をとり、ＨＰにその模様を載せたり、新聞に取り上げてもらいました。大変驚いたことにその後、全国から励ましのメッセ−ジと共にたくさんの寄付が寄せられました。このような方々の気持ちに応える為にも私たちは頑張っていかなければいけないと、気持ちを新たにしています。以下にいくつかの励ましのメッセ−ジをご紹介します。
和歌山県
先日、クラブで運動会をした際に、新潟で震災に遭い未だに飼い主と離れ離れになっている 動物たちに一日でも早く飼い主さんと一緒に生活できることを願いみんなに募金を募ったところ15000円の募金が集まりました。これから寒くなるので動物たちに必要なものを揃えるための資金の一部としてお役に立てていただけたらと思います。
大阪府
被災地にとりのこされた動物を助けて下さい。
さいたま市
地震の後、どこに支援すれば動物達の役に立ててもらえるかをずっと考えていました。こちらの掲示板をしばらく静観させて頂いていましたが、活動に感謝しています。少ないですがお役立て下さい。
愛媛県
兎角、動物たちのことは後まわしにされてしまいます。ましてや、のらさん、迷っている犬・猫etc…、はどうしているでしょうか。みんな生きてて欲しいです！
新潟動物ネットワ−ク・お礼状発送係り
菊谷多鶴子
平成17年1月1日掲載
２）なぜ、のら猫になるの？（その１）
３）なぜ、のら猫になるの？（その２）
４）なぜ、のら猫になるの？（最終回）
５）「馬」のこと
６）犬班の譲渡活動について
７）学校啓発班の活動
８）多頭飼育班の活動について
９）フリマの活動について
10）動物虐待を考える
11）レクレーション活動について
12）中越地震における新潟動物ネットワークの対応