No.105 西の風新聞目次
あけまして
おめでとうございます。
平成22年1月1日付

真弓様(筆者注 小六)
明 君(同   小二)
 新しい年をどんな気持ちで迎えたでしょうか。昨年暮れには、この時季特有の気圧配置の関係で関東地方は晴れてカラカラの天気が続きましたが、二人が住んでいる日本海側は大雪に見舞われたようですね。テレビ情報で新潟市や山形県鶴岡市では60センチも積もったと知りました。真弓さん明君の家はその間に位置している新潟県村上市にありますが、そちらは10センチ程度で学校の勉強には影響がなかったとのことなによりです。
 市内を流れる清流三面(みおもて)川(がわ)には毎年12月頃鮭が産卵のため上ってくることで有名ですが、今年はずいぶんたくさん上ってきたそうですね。鮭は川で生まれて広い海に出て、遠く外国の海まで何年か旅をして大きくなって自分が生まれた川に必ず戻ってくるという習性があります。旧村上藩ではそのことに目をつけ、川に上ってきた鮭の卵を採り育て川に流す事業を盛んにしました。その効果が現在に引き継がれ毎年たくさんの鮭が戻ってきて街が元気づいているのですが、真弓さんも明君も多くの友達と一緒に三(み)面川(おもてがわ)の岸辺で行われる鮭の稚魚を放流する活動に積極的に参加していると聞いていますが、すごいお手伝いをしているんだなあと感心しています。ずっと続けてくださいね。
 昨年暮れ12月、東京・上野で、百人程仲間が集まって村上・三(み)面川(おもてがわ)の鮭を食べる会を催しました。鮭は全ての部分を食べることが出来て捨てるところがないといわれますが、「鮭」だけを材料にしたいろいろな料理を楽しみました。もしかするとその中の一匹は真弓さんが何年か前に放流したものかもしれないなどと思いをめぐらせてみたりしました。 

 ところで真弓さん、明君次の歌詞の童謡知っていますか。
  “もういくつねると
  お正月
  お正月には凧あげて
  こまをまわして
  遊びましょう
  はやくこいこい
  お正月”

 滝廉太郎作曲の「お正月」という題名の唱歌です。発表されたのが1900年ということですから、もう百年以上も前のことになります。私自身も子どもの頃、お父さんお母さんに口伝えに教えてもらい、お正月を楽しみにしていた記憶が現在も鮮明に残っています。
 お父さん、お母さんおじいさん、おばあさん、それにわんちゃんのロビー君と楽しいお正月を過ごすようお祈りしています。さようなら。

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2002・8・9~ Produce byIchiro Akami