村上町屋商人会

 新潟県村上市は古い城下町で、戦国時代、本庄氏がこの地に居を構え、後に豊臣秀吉の命に依り、村上氏が加賀の小松より栄進してこの地に入り、村上と名づけて今日に至っています。
現在でも中級武士の住居であった若林邸(重要文化財)など武家屋敷が点在し、保存されています。
武家屋敷だけにスポットがあたっていましたが、城下町を構成しているのは町人町、寺町もあり、 「町屋の良さもたくさんの人に知ってもらいたい」ということから平成10年7月に物産を扱うお店を中心に21店舗で「村上町屋商人会」が発足しました。町屋造りの残る13軒で、観光客らに長い土間に面した茶の間など伝統の空間を公開し、13軒で「観光案内所」の看板を出しています。
平成13年6月の総会後、新たに6軒の方が新しく商人会に加盟してくれ、現在 27店舗です。

平成16年1月23日、平成15年度地域づくり総務大臣表彰式が東京の都道府県会館でありました。
地域の個性豊かな発想を活かし、住民をはじめとして様々な主体が取り組む魅力あふれる地域づくりを積極的に推進し、顕著な功績のあった市区町村及び地域づくり団体に送られる賞であり、全国から人と自然にやさしいまちづくり部門・活力あるまちづくり部門・世界に開かれたまちづくり部門・情報化によるまちづくり部門の4部門の29団体が表彰されました。

町屋の人形さま巡り
 村上は武家屋敷も町屋(旧町人町の家屋)も残り、歴史の跡が多く残る全国的にも貴重な城下町として、全国の町並み関係者や学者、旅人からは高い評価を頂いています。しかし地元においては、その素晴らしさを必ずしも活かしているとは言えません。
このように村上は歴史的価値を持っていますので、これを活かし我々の誇る素晴らしい村上の町の中に変化を起こし、活気を取り戻し、市民のやる気を呼び起こしたい。その為に民間が自ら声を上げ企画したのがこの「城下町村上・町屋人形さま巡り」です。

町屋の屏風まつり
伝統の屏風と昔の民具を約61軒の町屋で展示
 300年の歴史を誇る村上大祭(7月7日)はかって「屏風まつり」とも言われました。
今はあまり出すこともなくなった昔からの各家に伝わるこの屏風の数々を、町衆の心意気で町人町一帯で展示、披露致します。


村上歩く旅のまちづくり推進委員会
〒958-8501 新潟県村上市三之町1-1 村上市観光協会
0254-53-2111(代)

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