村上のお土産




北限の村上茶
村上茶のはじまり
 茶が、村上地方に初めて栽培されたのは元和6年(1620)徳川時代のはじめ、村上城主、堀丹後守の時代で大年寄徳光屋覚左衛門が当地方に主な産業のないことを憂い、この茶を産業として興すことを思いたち宇治伊勢から自費で茶の実を購入し播種したのが始まりといわれています。その後延宝2年(1674)当時の城主榊原政倫は茶畑に貢税を置いたことからもその発展ぶりがうかがえます。

北限のお茶とは
 茶は、気象条件がその育ち方に大きな影響があります。一般に年平均気温が11度(C)で栽培の北限とされていますが、経済的に茶の栽培がひきあうのは、茨城・栃木・群馬・新潟の四県を結ぶ線の以南といわれております。村上地方は新潟県でも最も北端に位置しており、村上茶は集団的に栽培されている北限であります。

村上茶のあじ
 村上茶は、生産地としては、日本の最北限の地にあり、他産地にくらべ寒い冬の季節が長く、年間の日照時間が短かくなっています。そのため、炭酸同化作用がおだやかで渋味の素であるタンニンの含有量が少なく甘味が強く感じます。また、他産地の茶樹が単一品種で栽培されていますが、村上茶は長い間の自然交配による寒冷地向きにできた混合茶樹で栽培されています。このことは味の点でも他産地がストレートの味なのに対し村上茶はミックスブレンドで、独特なまろやかな味が生み出され高級な村上茶として親しまれています。一般に良質の茶を産するには、ある程度茶樹の樹令が古い方がよいといわれますが、当市の茶の平均樹令は150年以上で、なかには300年以上の木もあって一部専用茶園では改植が開始されています。



村上木彫り堆朱
 古くから県北の文化の中心地として栄えてきた村上には、歴史を誇る寺社が多く残っています。その宮大工の手による見事な建築を見れば、村上が「匠の街」としての歴史を刻んできたこともうなづけるというものです。
 今や村上の代表的工芸品となっている「村上堆朱」も、今から600年ほど前、京都から寺院建築に訪れた漆工が始めたと伝えられています。その後、慶長(約380年前)以来、歴代藩主はこれを奨励し、寛文年間(約320年前)には漆奉行も設置されたほど漆樹栽培も盛んになりました。
 村上の三大祭りに引き出される「おしゃぎり」にも、匠の技はいかんなく発揮されており、生活に使える工芸品として村上堆朱も、ますますの人気。これからも村上は、伝統の技を今に伝える匠を生み出して行くことでしょう。



鮭料理
 鮭を愛する人の思いが、
       こだわりが生み出した鮭料理の数々。
 鮭の街村上の、鮭料理の数は、何と百を超えるほど。 大切な、川の恵み、鮭一匹を、頭から尾、内臓まで、何一つすてることなく使い切るその料理には、鮭を愛する人々の、知恵と工夫、真心がいきています。



日本酒
大洋酒造
 大洋酒造は、350年もの酒造りの伝統を受けつぐ蔵元。三面川の伏流水と良質な県北米、そして越後杜氏と蔵人たちの努力により、清酒「大洋盛」が醸されます。
  http://www4.ocn.ne.jp/~taiyobrw/

宮尾酒造
 宮尾酒造の名酒「〆張鶴」は、県北に名酒ありと称えられています。文政年間に酒づくりを始めた歳月の重み、心と技に支えられたこの酒は、飲みあきしない淡麗辛口です。



村上牛
 良質な素牛を厳選し、コシヒカリの稲藁と乾草存分に与え約2年、山紫水明、風光明媚な土地環境、そして人情の豊かさを織り交ぜて育て上げた和牛、色鮮やかで風味良く「一味ちがう黒毛和牛」と賞される。
それが『村上牛』です。
 飼養頭数約2000頭、東京都食肉卸売市場へ約1000頭、県内に100頭の年間出荷頭数実績があります。
 平成8年度、全国肉用牛枝肉共励会においては8頭出荷し、最高位の名誉賞(全国一)に輝き、他5頭が入賞するという全国でも例のない快挙を成し遂げ、高級ブランド『村上牛』として賞賛されています。
その肉質は、色彩やかで風味良く、特にサーロインステーキは絶品です。



岩船産 コシヒカリ
 米どころ新潟の中でも、ひときわ高い評価を受けている岩船産コシヒカリ。清らかな水と豊かな大地、そして作り手の真心がうみだした素晴らしい味わいを、ぜひお楽しみください。お土産にも、喜ばれること、うけあいです。


村上歩く旅のまちづくり推進委員会
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