http://www.murakami21.com 村上広域情報誌2001
  
 新潟動物ネットワーク  
No.93

東北地方太平洋沖地震 被災地応援ボード 
~ペットを飼っている被災者のみなさまへ~
http://ndn2001.com/ndn/animal-support/index.html


「たくさんの想い」

NDNの活動は、みなさまのご理解と、会費やご寄付、さまざまなご協力によって、成り立っています。

3月の大震災後はとくに、多くの方々より支援物資・支援金をいただき、多くの避難所・仮設住宅へ物資をお届けすることができました。

飼い主さん方からは、感謝のお言葉をたくさんいただいています。
ほんとうに、ありがとうございます。
(また、地震後の混乱により、手違いもあり、場合によって辞退させていただいたこと、申し訳ございませんでした。)

今回は、この場をお借りして御礼を申し上げますとともに、皆さまからいただいた「想い」を、すこしご紹介したいと思います。


私は、支援を申し出てくださる方との、メールのやりとりを担当しております。

地震後、NDNが「被災地応援ボード」を立ち上げて数日・・・
驚きました、

日本全国から、さらには海外からも、たくさんのメールが!

 ・何かしたい。どうすればよいか?
 ・物資を送りたいが、迷惑にはなりたくないので、詳しく教えてほしい。
 ・寄付を役立ててもらえる所を、探していた。自分では届けられないので、頼みたい。

何かしたいが、具体的にどうしていいかわからなかった、つながる先を探していた、というお声を、沢山お聞きしました。

 ・商品で扱っているものを、送りたい。
 ・手作りのものを、寄付したい。
 ・動物を助けるために物資(お金)を集めたので、託したい。

混乱で情報が錯綜して、何を信じていいのかわからないネットの世界で、NDNという団体を信じて、託してくださるということ。
その想いを、私達はしっかり受け止めて、橋渡しをしなければならないと思いました。
また、こういった時の、インターネットやメールというツールの「便利さ」の面も、実感することとなりました。

 ・ご自身のペットのために買ってあったもの/想い出のもの
  を、役に立つならと、送ってくださった方も多いです。

 ・購入して送って下さった方
 ・いま何が必要か、教えてほしい。/優先順位を教えてほしい。
  と、尋ねてから手配してくださった方も!

 ・うちのペットが亡くなったので、残されたものを使ってほしい。
  家族を失った哀しみのなか…ご連絡をくださる方も、いらっしゃいました。
  「うちの子の分も、被災した子が、1匹でも元気に過ごせるように」と。

 ・周囲にも呼びかけて集めてくださる方
 ・団体としてご協力くださっている、同志の方々
周囲に呼びかけてなにかを集める、というのは、大きな効果が得られますが、かなり、パワーの要ることです。その熱意には、頭が下がる想いです。

そして、ご自身もペットを飼っている、または動物が好きだから、他人事とは思えない。協力したい。
という方が、とても多くいらっしゃいました。

 ・自分の所も揺れた。/恐怖、不便を感じている/うちのペットも不安そうだ/
  なので、被災地の方々とペットたちは、どれほど怖く大変なことだろうと思った。
 ・自分もペットを飼っているから、同じ状況になったら…家族だから、一緒にいられないのはつらい。
 ・ペットを連れて避難してきていただいて、ありがとうございますと伝えたい。
  そんな方々の役に立ちたい。
 ・ペットが飼い主とともに避難できる場所ができて、良かった。
 ・動物が後回しにされる状況を見るにつけ、悔しく、悲しい。
 ・少しでも多くの命が助かるように。
 ・人もペットも、不安なく暮らせる日々が、一日も早く来ることを願ってやまない。

なにか日本全体が、いいしれぬ不安と暗さに包まれていたようにも見えた状況のなかで、どこかの誰かの痛みを自分の痛みとして感じ、動く人が、大勢いるんだ…! と、私は感銘し、前向きな力をいただきました。

私達スタッフへのメッセージも、たくさんいただきました。

 ・動物たちのために活動してくださって、ありがとうございます。
 ・実際に活動されている方々には頭が下がります。
 ・大変なことと思いますが、お体を大切にしてください。
 ・自分もできることをやります、ともに頑張りましょう。

同じことを思い、応援してくださる方が大勢いるということは、私達にとっても、大きな励みになります。

 ・ニュースを見るだけで何もできず、ふがいなかった。こんなことしかできず、心苦しいのですが…
 ・少なくて申し訳ないのですが…
という方も、多くいらっしゃいました。

ありきたりの言葉ですが、その一人一人の少しずつが集まって、大きな力になるのです。

たくさんのメッセージをいただく中で、私自身も、できることはほんの一部だけれど、それをしっかりやろう、と思うことができました。


さいごに・・

地震から半年経った今も、避難者さんとペット達は、先の見えない、不安、不便な生活を余儀なくされています。

その背中を、そっと支えませんか?

現在、NDNでは、以下の物資を募集しております。
 ・シャンプータオル、消臭スプレー、ペットシーツ、猫砂、バスタオル

おもに、福島の南相馬市・大熊町の仮設住宅への訪問時に、お持ちしております。
変化する状況のなか、必要なものも変わってまいりますが、ご協力をお願いいたします。

福島県内での活動報告です。
   http://ndn2001.com/ndn/animal-support/page26.html
くわしくは、こちらへご連絡ください。ndn7@ndn2001.com


このたびは、人の優しさ、力を合わせるということ、少しでもなにか行動することの大切さを、教えていただいたように思います。
ありがとうございました。
新潟動物ネットワーク/寄付メール係
小柳 光
平成23年10月1日掲載

新潟動物ネットワーク  バックナンバー
1 里親探しています。 2 なぜ、のら猫になるの?(その1)
3 なぜ、のら猫になるの?(その2) 4 なぜ、のら猫になるの?(最終回)
5 「馬」のこと 6 犬班の譲渡活動について
7 学校啓発班の活動 8 多頭飼育班の活動について
9 フリマの活動について 10 動物虐待を考える
11 レクレーション活動について 12 中越地震における新潟動物ネットワークの対応
13 「お礼状発送係り」を担当して 14 2004年度会報作成を担当して
15 携帯当番を担当して 16 ボランティア活動とお金
17 “動物好き”に翻弄される動物たち 18 「生きる使命を与えられた動物たち」
    ~猫の一時保護を通して~
19 パネル展と講演会のお知らせ 20 一時保護で変わる犬の運命
21 動物たちを考えるパネル展 22 外国人の目から見た日本の動物たち
23 猫の飼主探しから、素敵な出合い 24 村上東中学校で「命の大切さについて」
25 「動物たちへ少しのお手伝い」 26 「冬の野良猫」
27 小さな命を救いたい 28 うさぎとラビットファー
29 捨て猫しゅんすけと新潟動物ネットワーク 30 リニューアルしました
31 今年は写真展とトークショー 32 優しい出会い
33 小さな命の移動販売 34 クーちゃんと暮らして
35 山に捨てられた猫 36 こどもたちに「命の大切さ」を伝える活動
37 ある犬の繁殖場 38 ある繁殖業者の廃業
39 愛犬からのメッセージ 40 聴導ねこ誕生!?
41 新潟動物ネットワークに参加して 42 気になっている事
43 中越沖地震 44 NDNフェスティバル「身近な動物問題に目を向けて」
45 NDNフェスティバル
 「身近な動物問題に目を向けて」を終えて
46 猫の譲渡会をします
 47  動物との係わり合いとアクシデント 48  NDN カレンダー
 49 雑感・携帯当番 50 犬の一時保護活動を通じて
51 ホームページのリニューアル 52 大平森林公園での犬の譲渡会を終えて
53  犬と猫の譲渡会 54 子猫を拾ってしまった
55  今年のフェスティバルは盛り沢山 56 進化していくNDNフェスティバル
57  譲渡会を終えて思う事(犬班) 58 「わんにゃんカーニバルIN朱鷺メッセ」を視察して
59 子猫を拾って  60 カレンダー送付係を担当して
61 猫の譲渡会での出会い 62 高齢猫「ぽっつ」
63 新潟動物ネットワーク(NDN)のスタッフとして 64 犬好きおばさんの話
65 気になる季節になりました 66 ゴールデンルール
67 新潟市で猫の不妊手術の助成金制度 68 今年もNDNフェスティバル2009開催!!
69 犬たちの暑い夏 70 「猫にピアス」
71 えほんのよみきかせ 72 犬の譲渡にまつわる思い
73 新年の始まりの交流 74 ホメオパシー勉強会
75 トラちゃんとミケちゃん 76 黄色いエンヤコラ
77 にょろ松イリュージョン 78 切なる夢
79 NDNフェスティバル2010 80 NDNフェスティバル2010
81 小さな命 82 赤い首輪
83 見果てぬ猫の楽園 84 継続は力なり
85 ペットショップに行く前に
        …ぜひ犬猫譲渡会へ!
86 雪の日に保健所を訪ねて
87 全ての尊い命 88 大震災に思うこと
89 恒例!
  NDNフェスティバル 2011のお知らせ
90 猫算(ねこざん)恐るべし!!
91 インターネットと現実
~ボランティアに保護されている犬猫は福島県だけで1300匹以上いる~
92 『同伴避難』~
~家族だからずっと一緒~~児玉小枝著~~出版に寄せて
93 「たくさんの想い」

新潟県動物ネットワークさんから、切実なメッセージを戴きました。
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