村上広域情報誌2001 リレー随筆「鮭っ子物語」

2022年8月号

　　リレー随筆 「鮭っ子物語」　 No．226

これまでの人生を振り返って
～一度しかない人生をどう生きるか～

　人生100年といわれている今、75歳（1月25日生まれ）の後期高齢者である私は70歳で仕事を終え、現在自分なりの小さな生きがいを見つけてリタイア後の人生を送っています。
　趣味でやっているマージャン、孫の少年野球応援（軟式）、それに家庭菜園、カラオケ、食事会、マラソンなどです。本稿でははじめに主にマージャンについて書きたいと思います。
　2018年7月8日にはアマチュア・マージャン界で最も権威のある第13回全日本高段者麻雀競技大会（※全国から220名参加でご本人は4段）で準優勝をして副賞7万円を獲得しました。そして同年富山で開催された「ねんりんピック富山」（全国健康福祉祭のことで60歳以上対象）に横浜市代表の四人の一人としてマージャン競技の全国大会に出場して団体戦で優勝しました。翌年の「天皇陛下御即位記念　第34回国民文化祭・にいがた2019」のマージャン会場は村上市で行われ、9月28日（土）18時から「交流会inむらかみ」が瀬波温泉の汐美荘で開催されました。高橋邦芳村上市長を始めとして大勢の関係者が出席しました。翌日の大会には私は横浜市から参加した八人のうちの一人として参加し、競技会場のパルパーク神林体育館には村上市の市会議員の方、関係者そして村上市民の方も見に来てくれました。
　村上での大会の交流会当日、同級生で村上市の市会議員をしている山北村の黒川俣出身の大滝久さんが体調不良のため欠席して会えなかったことが残念でした。
　マージャン大会終了後、神林体育館まで山北の勝木小・中学校の同級生に迎えに来てもらい、夜、同級生11人の参加で勝木にある旧山北町・南中学校の校舎や体育館を改築した交流の館「八幡（ハチマン）」（温泉あり）で食事会が行われ、そのあとそこに宿泊して翌日、田中地区の大滝俊文君が迎えに来てくれて昼食をいただき、色々な話をして駅まで送っていただいたあと帰路につきました。俊文君の趣味は鮎釣り、海釣り、鴨猟に鯉の鑑賞等で自分とは違いがあるようでした。
　なお、村上でのマージャン大会に横浜市代表で行った時に、村上市にマージャンの店が無いことに仲間のみんながビックリしていました。村上市民はギャンブル性があまり無いみたいです？私は別人なのかと不思議です。

　因みに私のマージャンの通常のスケジュールは以下の通りです。

　＊横浜駅西口で月5回大会
　＊市内の関内で月1回の月例会
　＊市内の南部地区で月1回の月例会
　＊プライベートとして月2回

　次に家庭菜園についてですが、家の周りの小さなスペースに鉢で夏野菜、花、果物などを栽培して楽しくやっています。コロナ禍でカラオケ、食事会等は控えています。コロナが早く終息したら色々やりたいと思っています。
　また、少年野球（軟式）についてですが、今年3月まで外孫の小6の次男が、軟式野球で小学校チームのキャプテンでキャッチャーをしていましたので、土日はその応援で楽しくやっていました。4月から中学でクラブチームに入って野球を続けています。長男も中学でクラブチームに入っていましたが、昨年の7月末に大会が終了し、高校受験で勉強をし、高校の入学先が決まり、現在、野球部に入部して野球を続けています。リタイア後、5年間野球の応援で、楽しくやっていました。
　更に自分自身の体力をつけるために2011年から2015年まで、東京マラソンに連続5回出場し、湘南マラソン（2013年）にも出場しました。そして2011年（スターターは前石原都知事）と2014年の東京マラソンでは24,000人位の参加者の中で、成績は下位の方でしたが完走した事は自分の自信にもつながりました。

　最後に旧制村上中学校・村上高校の同窓会組織である「星和会」関連のことについて書きたいと思います。昨年11月29日の星和会の会合で誘われて、翌30日に小岩駅近くのレコードショップで歌手越川ゆう子さんの新曲（「望郷ひとり言」）の発表会があるという事を聞いて村上高校関東支部同窓会会長の山本宏平さん、前会長の佐藤勝さん、星和会他数人、そして安冨成良さん（19回副会長）もご一緒しました。安冨さんのお姉さんのアヤ子さんとは村上高校で同じクラスメートでした。越川ゆう子さんは以前、「朝比奈ゆう」という芸名で日本クラウンの所属の歌手として活動していましたが2021年9月15日にテイチク・エンタテインメントに移籍し、芸名も越川ゆう子に改名しました。越川さんとはそれまでに「朝日村ふるさと会」のイベントやカラオケでもご一緒したことがありましたので、その日のイベントを大いに楽しみました。イベントの帰路、皆さんとご一緒した時に、「鮭っ子物語にエッセイを寄稿していただけないか、何のこと書いても宜しいですよ」とのお話しでした。
　星和会では田仲一成（併1回）さん、佐野清廣（全3回）さんなどとのご縁があり、今年も佐野さんから年賀状を頂き有難うございました。私には雲の上のような方で、佐野さんの今年の目標は5つもあるとのこと。とても羨ましく思いますが私は遊びのことばかりです。しかし私は私でこれまで書いて来たような生き方で人生を過ごしてきました。現在、後期高齢者である自分が一度しかない人生をよくここまで来ることが出来たなぁ、と自分自身、感心しています。学歴も才能もない自分がこの地点にいること自体が不思議です。
　どなたかが「人生は後半が面白い」と言っていますが、僕はその言葉を信じて生きるようにしたいと思います。

富樫　芳次
（とがし　よしじ）

昭和22年1月25日生まれ。
村上市板屋沢出身
村上高校17回卒業。
現在、
　神奈川県横浜市戸塚区在住。